BookQuest3P

企画を生きざまとする5人の仕掛けの、気まぐれなブックレビュー。仕事に使えたり、暇つぶしや、リラックス専用も。多少のエゴの炸裂があるかもしれませんがその辺はご愛嬌。

2013-01-01から1年間の記事一覧

読書の苦手な若手にお薦め! 【ビジネスマンのための『読書力』養成講座 小宮一慶】

コンサルを生業とする著者の5つの読書法の紹介。 1.速読 自分に必要な情報だけを目次で探して、要点をつかむというやり方。 例えば、新規のクライアントの仕事が来て、自分の知らない業界知識をざっと頭に入れたい 時などに、必要な箇所だけざっくり読ん…

知のムダを使い切る! 『一般意思2.0』と『集合知とは何か』

今回の2冊は、でっかい話である。 19世紀につくられた民主主義というシステムを進化させる 『一般意思2.0』 そして、二十一世紀の「知」のカタチを問う、『集合知とはなにか』 ▼ まず、『一般意思2.0』。 最近ではネットを使った直接民主制が話題になること…

「利益」という視点を取り入れるとプラニングが変わる 【ザ・プロフィット】 「経営層」への提案の際に、頭の片隅にあるといいかもしれない話 日々、具体的な商品やサービスの「マーケティング戦略」をたてて、 配下率や売上個数、売上総額に対しては、ある…

ビックデータの先にあるパラダイム・シフトは?

今回は、近年騒がれて久しいビッグデータやソーシャルの先にあるパラダイムシフトに ついて書かれた本をご紹介します。 「インテンション・エコノミー」とは、どうやら「アテンション・エコノミー」のもじりらしいです。 「アテンション・エコノミー」とは「…

目指せプレゼンマスター!【プロフェッショナルは「ストーリー」で伝える。】アネット・シモンズ

もうかれこれ10年以上前の話なんですが、 筆者は、極度の人見知りで、人前がとにかくダメだったんですね。 合コンなんか組まれちゃうと、前日夜眠れなかったり、 撮影でタレントに企画説明しなくちゃいけないときなんか、 プレゼン資料が冷や汗でビチャビ…

自分を知り、他人に向き合う。【9つの人格/鈴木秀子】

先週のtanakata11さんに引き続き、「自分を知る。人を知る」本のご紹介。ただしこっちはかなりライト(表層的)ですが・・・ 自分の意見がどうもクライアントさんのあの人と合わない。社内のあの人と、そりが合わない・・・という経験はありませんか? この…

ドーナツとしての人格

あなたは平野啓一郎を知っているか。 僕は、ほとんど知らない。 平野は東大生の時に『日蝕』で芥川賞をとり、この時はものすごく話題になった。当時、選考委員であった石原慎太郎から、激しくダメ出しされていたのを読んで、「選考委員からここまで貶されて…

コンテクストマーケティングの先駆け的著書 【文脈創造のマーケティング】

コンセプトワークにちょっと悩みを持つ方に 多くの商品・サービスがコモディティ化する昨今、インタラ施策による、緩やかな好意・絆形成での商品ブランディングに重きが置かれはじめ、コンテクストマーケティングに対する注目が高まってきています この本に…

論理も理窟も、結局は“感情”に支配される・・・【世界は感情で動く/マッテオ・モッテルリーニ】

「絶対騙されないと思っている人ほど騙される」 「合理的な判断をしたと思っている人ほど、非合理的な判断をしている」 ・・・等々 「人って、バカだなぁ~」と思うことを、「行動経済学」や「神経経済学」の視点から分かり易く解説した本。 「行動経済学」…

得意先のホンネを・・・読まん。【顔は口ほどに嘘をつく/ポール・エクマン】

筆者は現実逃避のために海外ドラマをよく見ます。字幕で。 とある飲み屋の姉ちゃんに、面白い海外ドラマがあると聞いて、 で、見始めたのが「Lie To Me」。 「微表情」を読む研究者の話で、FBIやら警察やらの捜査に協力する話。 これ、面白いんですね。…

これは使える!アイディア開発術【プロフェッショナルアイディア。小沢正光】

訳あって、半ば強制的に自腹で買った(買わされた)本。 広告代理店のエグゼクティブクリエイティブディレクターである小沢氏が、独自のアイディア開発法を仕事観と共に著してます。 この手のメソドロジー本っていい思い出がなかったので、期待せずに軽く読…

『なめらかな社会とその敵』 と 『評価経済社会』

「世界は生成するものであり、あなたは世界に参加しているのである。 (なめらかな社会とその敵 より)」 これからは、お金でなく評価をみんなが求める社会になる。 という岡田斗司夫の評価経済社会が話題になって、しばらくたつ。 評価経済社会とは、評価が…

「企画」と「制度」の作り方には共通点がある 【人が人を裁くということ】

ソーシャルな企画を考える前に 「公正」とは何かをちょっと考えてみる この本では、陪審員制度を『何が正しいのか』を明らかにする制度ではなく、 『何を正しいとするか』を決める制度として解説しています。 「何を正しいとするか」を決める為には、どんな…

日々のアイデアをビジネス・モデルに!【ビジネスモデル・ジェネレーション】

知らないと恥ずかしい?遅れたビジネスモデルを打破したい人の必須ハンドブック。 TSUTAYA等でも山積みになっていたこともあり、ご存知の方も多いと思いますが、 45カ国470人の実践者によって作成されたビジネスモデルのハンドブック的な本。 単…

シャア専用企画書への道。 【ノンデザイナーズ・デザイン・ブック】

面白い企画は3倍面白く つまらない企画も、それなりに見える。 この本を読むと、自動的にそうなります。 いわば企画書がシャア専用になる感じ。 油多め、味濃いめ、麺柔らかめになる感じ。 あ、ただ、文章の面白さは助けてくれないので、 御自愛ください。 …

ザ・前菜。小説で戦略。【戦略プロフェッショナル/三枝匡】

読める。読めるぞ。僕だってニュータイプに・・・ あまり「お勉強のような・・・マーケティングの本は苦手」という方に必携の本。 最近再版されたけど、文庫版もあるので、そっちの方が持ち歩けるし、 実際、小説スタイルになっているからお勧め。 プロモー…