BookQuest3P

企画を生きざまとする5人の仕掛けの、気まぐれなブックレビュー。仕事に使えたり、暇つぶしや、リラックス専用も。多少のエゴの炸裂があるかもしれませんがその辺はご愛嬌。

読書の苦手な若手にお薦め! 【ビジネスマンのための『読書力』養成講座 小宮一慶】

コンサルを生業とする著者の5つの読書法の紹介。

1.速読

 自分に必要な情報だけを目次で探して、要点をつかむというやり方。

 例えば、新規のクライアントの仕事が来て、自分の知らない業界知識をざっと頭に入れたい    

 時などに、必要な箇所だけざっくり読んで概要をつかむ感じ。必要ないところは大胆に捨て

 ちゃう発想。(僕はこれが出来なかった。通読しようとして挫折し何も掴めないままお蔵入りした本、多数)

2.通読:レベル1

 最初から最後までざっと読んで要点をつかむ。小説などがこれに当たります。

3.通読:レベル2

 1よりやや、「勉強」に力点を置いたやり方。「なるほどな」的な所に線を引いたり付箋を

  はったり、ノートにメモったり・・・読書の中ではもっとも多い読み方になるのでは?

4.熟読

  俗にいう「精読」に近い感じ。気になる部分について、ネットや他書籍を参照しながら、

  書いてあることを自分の頭の中に定着させていく読書法。

  コトラーやドラッガーなど古典的な名著とされる本がここに該当するのかも。

  1~3までが「通勤電車」で出来るのに対し、これは、「机」や筆記用具が必要になる感じ。

5.重読

  「知識」を高めるというよりは、何度も読んで、「意識」を高めるために読む本。

  孔子とか孟子のような人生訓本などがこんな感じでしょうか(座右の書)・・・

●以上の5つです。なんけないことのように思えますが、「本を探す/選ぶ」自分の目的意識を照らし合わせつつ5つのどれかの視点を選んで読んでいくと、僕のように、「買ったけど、全く読まずにブックオフ行き」というもったいない経験が減ると思います。

●今後僕の書評はこの5つの視点で解説していこうかなと思っとります。

因みにこの本は、、、、「通読ーレベル1」ってな感じ。出張中の新幹線で読んで、意外にためになった本でした。

(筆)肩書くん1号

ビジネスマンのための「読書力」養成講座 (ディスカヴァー携書)